【amazon video】『愛する人』
なんとなくamazon primeビデオを見流してると、思いがけず良質な作品に出会えます。みなさんに見てもらいたい、知ってもらいたい映画をご紹介します。
【原題】
Mother and Child
【製作国】
アメリカ、スペイン
【監督】
ロドリゴ・ガルシア
【公開】
カナダ:2009年9月14日
アメリカ:2010年5月7日
日本:2011年1月15日
【キャスト】
アネット・ベニング(カレン役)
ナオミ・ワッツ(エリザベス役)
【ストーリー】
年老いた母親を介護し、毎日忙しく働いているカレン。そんな彼女には、14歳で妊娠・出産するものの、やむを得ず子どもを手放した過去があった。一方、母を知らずに育ち、弁護士としての輝かしいキャリアを持つ37歳のエリザベスは、思わぬ妊娠をきっかけに母への慕情を意識し始める。
【インプレッション】
メインの2人(カレン、エリザべス)ともに寂しい人間関係しか築けていないのですが、カレンは母の死と結婚、エリザベスは父親のわからない妊娠を機に、他人との付き合い方も変っていき、お互いに血のつながった家族を求め始めていきます。
血のつながった親子の愛情、特に母から娘への愛情が強く、やさしく、たっぷりと描かれています。
不安、葛藤、寂寥といった感情から、次第に(他人や家族に対する)「愛情」っていいな、と温かい気分にさせてくれます。
ただ、難を言えばカレントエリザベスは出会ってほしかったです・・・(と思わせるところが愛情の深みを強く感じさせる、この映画の狙いなんでしょうね。)