【第7回】基幹パーツ換装・増設後のベンチマーク
さて前回でパソコンの性能を決める基幹パーツのアップグレードは完了しました。
かかった費用は税込・送料あわせて合計¥9,676です。
【CPU】
Intel Core2Duo E7600(3.06GHz) --- ¥1,326
【メモリ】
DDR2 8GB(2GB×4枚) --- ¥3,280
【グラフィックボード】
AMD RADEON HD8350 --- ¥1,620円
【内蔵ストレージ】
WesternDigital WDS250G280A(SSD250GB) --- ¥3,450
これでどれだけ快適なパソコンに仕上がるのか、確認したいと思います。
PCMark8ベンチマーク
初期構成のPCMark8スコアは842でした。
前回と同じく、「PCMark8 Basic Edition」の「Home Conventional」でベンチマークを測ってみました。
アップグレード後のPCMark8スコアは1812です。
2013年製のオフィスパソコンとほぼ同等の性能となり、5年も若返りました。
ただこれでどれだけ性能差を体感できるのか、というところは疑問だと思います。
ブラウザゲームの動作で体感する
最近のブラウザゲームはけっこうパソコンパワーを必要とするものが多いので、その動作速度で快適さを測ってみたいと思います。
今回ベンチマークに使うのは、無課金ですがそこそこやりこんでいる(と自分では思っている)「だんじょんに出会いを求めるのは間違っているのだろうか~オラリオ・ラプソディア~」です(残念ながら5/15でサービス終了が決定してしまいました)。古いパソコンでは攻撃時のエフェクト、マップ画面と戦闘画面の切り替わり時にかなりひっかかりがあり、まあまの時間がかかるので、それだどれだけ短縮されるか楽しみです。
【計測条件】
〇探索ダンジョン
3/22~3/31までの期間限定クエストのフリーダンジョンです。戦闘は3回。私のパーティでは1回の戦闘で2~3ターン使います。
〇計測対象
「探索へ出発」ボタンをクリックしてから「RESULT」が表示されるまでの時間を手動計測。5回の平均値をとります。
「奇襲発生」では、粛々と戦闘が行われた場合よりも若干時間をロスしますが、初期構成時とアップグレード構成時の発生回数が同じであれば、その探索時間も採用とします。
〇設定
一般設定は
- BGM→ON
- SE→ON
- VOICE→ON
- 縮小モード→OFF
バトル設定は
- スピード→3倍
- 戦闘→AUTO
- 探索→AUTO
- 採取→AUTO
- エフェクト→通常モード
以上で計測します。
1.初期構成
【1回目】3m 57s 67ms(奇襲発生)
【2回目】3m 45s 82ms
【3回目】3m 33s 63ms
【4回目】3m 36s 40ms
【5回目】3m 32s 55ms
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【平均】3:41:37
2.アップグレード構成
【1回目】1m 55s 95ms(奇襲発生)
【2回目】1m 54s 17ms
【3回目】1m 56s 68ms
【4回目】1m 53s 78ms
【5回目】1m 55s 90ms
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【平均】1:55:46
初期構成、アップグレード構成ともに奇襲発生は1回だけだったので、その探索も含めて平均をとりました。
1回の探索にかかる時間差は1分45秒52でした。
初期構成では、奇襲発生時のエフェクトでかなり時間を要し、発生しなかった場合よりも10秒~20秒余計に時間がかかっていますが、アップグレード構成では奇襲発生時エフェクトに要する時間は1秒未満だったのでほとんど平均値に影響を及ぼしていません。
グラフィック機能の向上が大きく影響していると思います。
今回は計測していませんが、メモリの増設やSSDへの変更でOSやアプリケーションの起動時間は体感でもわかるくらいに大幅に改善しています。
1万円弱の出費で期待以上の結果
みなさんご存知のとおり、デジタル機器はものすごい速度で進歩しています。数年前に10万円したパーツが、今では中古で数千円で売られるような時代です。
今回も10年前のパソコンを、その数年後のパーツも含めてアップグレードしたのでわずか1万円弱の出費で済みました。
それでも5年若返らせることができたのです。
まだ若干のアップグレードの余地は残されているので、あと2年ほどは現役で使い続けられるでしょう。